中国仕入れにおいてどのような機関や会社が関わっているのか、気になりますよね。
輸入に関して品目を扱う管轄を知っておいたり、問い合わせ先を把握しておくことはとても大事なことです。
今回は中国輸入に関する公的機関と民間会社を詳しくご紹介します。
1．中国輸入に関する公的機関
(1)．税関
税関の主な役割は、商品の分類・関税の評価と徴収・規制の適用・商品の検査です。
中国から輸入される各商品はHarmonized System（HS）コードに基づいて分類され、このコードによって関税率が決められます。
関税は、商品のCIF（Cost, Insurance, and Freight）価値に基づいて計算され、税関が徴収します。
税関はまた、すべての輸入品が適用可能な規制（安全基準・検疫規定・輸入制限・ライセンス要件）を満たしているかを確認します。
さらに、税関は商品を検査し、その適合性と品質を確認します。
これには、商品の内容・数量・価値・原産国などを確認するための文書検証が含まれます。
(2)．貿易規制当局
貿易規制当局は、製品の安全性・品質・適用性を確保するために、各種の規制と基準を設けています。
これには、特定の商品の輸入に対する制限や禁止、製品安全基準、ラベリング要件などがあります。
中国からの輸入品には中国の規制が適用されます。
また、貿易規制当局は、特定の商品や業界に対する関税を設定します。
これには、反ダンピング関税や補助金反対関税が含まれることがあり、国内産業を不公正な外国競争から保護するために設けられています。
さらに貿易規制当局は、輸入品が適用法規を守っているかの検査を行うことがあります。
(3)．農業・食品監督当局
農業・食品監督当局は品質・安全性・農業製品の標準を保証するための規制と基準を設定、適用しています。
まず、農業・食品監督当局は製品の衛生状態、品質、成分、ラベリングに関する基準を設け、輸入食品と農産物の品質と安全性を確保します。
これらの基準は、製品が消費者にとって安全で、表記された情報が正しいことを保証するためのものです。
さらに、農業・食品監督当局は輸入品が規制と基準を満たしているかの検査をします。
検疫は、植物や動物の疫病の侵入を防ぎます。
これら全ての過程で、当局は規制の適用し守られているかを監督します。
(4)．ミプロ（一般財団法人 対日貿易投資交流促進協会）
「ミプロ（一般財団法人対日貿易投資交流促進協会）」は、1978年に設立された機関で、一般消費者の利益増進や国際相互理解の促進、開発途上国への経済協力等にも取り組んでいます。
輸入に関する無料相談ができることや、セミナーを開催していることが魅力的です。
中国輸入において分からないことがあれば、積極的に活用すべきでしょう。
2．中国輸入に関する民間会社
(1)．通関会社（通関業者、カスタムブローカー）
通関会社（通関業者）は、輸出入の際の税関手続きを代行する役割を担っています。
①文書作成
通関業者は輸入に必要な文書を作成・提出します。これには輸入申告書や請求書、パッキングリストなどがあります。
②関税計算・支払い
商品の関税を計算し、支払いを管理します。
③規制遵守
通関業者は輸入規制と法律を熟知しているので、許可証やライセンスの取得といった事業者の悩みをきき、アドバイスを行うこともあります。
④問題解決
通関手続きに関する問題が発生した場合、通関業者はこれを解決するために専門知識と経験を用いて利用者のフォローをします。
(2)．貨物輸送業者（フォワーダー）
貨物輸送業者（フォワーダー）は、商品を送り手から受け取り、適切な輸送手段で目的地まで配送する役割を担っています。
①物流の計画
最も効率的でコスパの良い輸送ルートを選びます。
陸上・海上・航空などの運送手段を組み合わせることもあります。
②輸送
指定されたルートで商品を運送します。
さまざまな運送業者と契約していることが多いため、輸送の細かい調整ができます。
③追跡
商品の配送状況を追跡し、商品の現在位置と到着予定時間を顧客に伝えます。
④配送
商品を効率的で安全に目的地に届けます。
3．まとめ
いかがでしたか？
何かわからないことや問題が起きた場合は、うまく公的機関や民間会社を利用して解決していきましょう。
本記事の内容はさくら代行が独自に調べて作成したものです。必ずしも正しいとは限りません。
ご参考になれば幸いです。
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この記事は中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が執筆しています。
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